どうもこんにちわ。
タクミです。
今日は、ナルシストな人間ほど成功しやすいという
お話を書いてみたいと思います。
何故、突然と思われるかもしれませんが、
検索しても、納得のいく記事がなかったので自分で書こうという
短絡的発想です(笑)
ただ、心理学に基づく話をしないと、信憑性に欠けるので
一冊の本と共に考えていきたいと思います。
著者:マイケル・マコビー(精神分析学者、人類学者、コンサルタント)
考え方の根本は、心理学の大御所フロイトが1931年発表した論文
「リビドー的類型について」
を基に、著者が定義付けした人格タイプ分類となります。
今回は、ナルシストについての前編記事となります。
(ナルシスト人格の定義、強み、他の人格についての記載がメインです)
グダグダ言ってないで、早くナルシストが成功する理由書けよ!
という方向けに、
他3つの人格も1ページでまとめたエッセンス版をご用意しました。
では参ります。
- まず始めに、ナルシスト人格という言葉を考えよう
- こんな人はナルシスト人格の可能性があります
- 分かりやすく、海外の成功者や、過去の偉大なナルシストを挙げてみる
- 他の3つの人格定義について
- これがナルシスト人格の強み
- ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?前編 まとめ
まず始めに、ナルシスト人格という言葉を考えよう
今回紹介している著書の中では、ナルシストな性格の人を
「ナルシスト人格」
と定義づけしてます。
あえて、一般的に認知されている
「自己愛性人格障害」
という名称は用いておりません。
今回の記事内でも、人格障害という言葉は使いません。
何故か?
人格障害という言葉に含まれる意味合いには、
どうしてもネガティブな意味合いが多く含まれるからです
(日常生活が、健常に送れない等)
今回は、ナルシストの強みについて書きたいと思っておりますので
ナルシスト人格という名称で統一致します。
(弱みにも言及しつつ、相互依存の関係にあることも記載)
尚、ナルシスト人格でない人間が、成功を収めているナルシストのやり方を
踏襲しても、大概が火傷して失敗する可能性が高いです。
その理由についても書いていきたいと思います。
ナルシストという自覚がある方は、自分の行動と照らし合わせて楽しんでもらい、
そうでない方は、ナルシスト人格に対しての対処法を押さえてもらえれば。
(他記事にて、他の人格の性格や嗜好性の詳細も書いていきます。)
こんな人はナルシスト人格の可能性があります
まず大前提として、次の2点の特徴を両方兼ね備えていること。
① 何かをやると決めた時に、誰の意見にも耳を貸さない。
② 物事がどうあるべきかについて明確なヴィジョンを描いている。
上記条件を満たした上で、他、こんな傾向があります。
・ 他人からの批判には我慢がならない
・ 一度話し始めると止まらない
(他人の話は聞かない、興味がある分野のみ根掘り葉掘り聞いてくる。)
・ 怒りのボルテージが高く、周りの人間が言葉を失くすほど相手を追い詰める
(攻撃的)
・ 自分は賞賛されて然るべきという思いが強い
(周りの人間に、自分のことを過剰に良く見せようとする)
・ 幼い頃、父親とのコミュニケーションが希薄(もしくは父親不在)
・ 自分のやりたいことのビジョンを周りに語って聞かせる
・ 友達は少なく、孤独感を常に感じている
・ 他人から認められるために、凄まじい(時には痛ましい)努力をする
・ 常に自分の頭の中で、興味がある分野に関して考え事をしている
と、何点かの項目を挙げました。
周りの人間から判断しやすいものとして、
①「批判されるとすぐキレる」
②「話し出すと止まらない」
③「怒りのボルテージが高い」
の三点が揃っている人間は、ナルシスト傾向が強い人と言えると思います。
また、自分がナルシストだと思う人間は、そもそもの原因として
幼い頃の、父親とのコミュニケーションの希薄さが遠因となっている
可能性があります。
これには理由があり、幼少期に人間の理想像や、強い人間像を形成するにあたり
父親を模範として考える時期があるのですが、その時、強い父親像を描けないことで
自分への興味が強くなり、自分の中に理想の人間像を描くようになっていきます。
そのため、
「人間としての理想像=自分」
というナルシスト人格への第一歩を踏み出し始めます。
この思考形態は、成人してもそのまま、他人に興味が湧かず
自分のなかで常に考え事をしていることに繋がるものと思われます。
分かりやすく、海外の成功者や、過去の偉大なナルシストを挙げてみる
本の中の引用と、僕個人の考えと、それぞれ分かるように書いていきます。
著書より引用
僕が思う日本のナルシルト人格者(現役の人は挙げづらいので、過去の人間から)
などなど。
ここで、ちゃんと読んでくれている、あなたはきっと思うはず。
そうです。
先ほどあげたナルシスト人格の傾向から外れているように思いますよね?
実は、著者が定義付けしている人格は他に3タイプほどありまして、
「1番前面に押し出される人格と、2番目に傾向が強い人格の組み合わせ」
によって、人間の性格の大部分が決まってきます。
他の3つについて、次の項目にて簡単に触れておきます。
他の3つの人格定義について
詳細は、別記事でまとめる予定ですので、今回は簡潔に説明いたします。
・ エロティック人格(愛され感謝されたい)
行動の動機が他人を助け、他人の力になりたいと考える人。
教職、看護、福祉、メンタルヘルスなどの社会奉仕の分野に多い。
一方、専門家や官僚、国政レベルの政治家等の「冷たい」感じの
職業は避ける傾向にある。
エロティック人格についての詳細はこちらwww.takumiate.com
・ 強迫型人格(ルールに従って生きる)
父親的存在、厳格な良心によって定められたルールを重んじる人。
「これまでずっと続いてきたやり方」を守る傾向がある。
エンジニア、職人、医師、科学者など志す人が多い。
強迫型人格についての詳細はこちら
・ マーケティング人格(市場がつけた価値を重んじる)
順応性が高く、市場が何を欲し、何を必要としているかを感じ取る能力に長けてる。
自分の価値も、他人からどう評価されているかで決まると信じている。
今の状況に選択肢が合っているかどうかと考える。
不動産、広報、広告、宣伝、セールス関係の分野で活躍しやすい。
マーケィング人格についての詳細はこちら
これらの3つに加えて、ナルシスト人格の計4つの分類によって性格傾向が
ほぼ決まってきます。
生産的な、ナルシスト人格 + エロティック人格
に当てはまるものと思われます。
(ここで生産的という言葉を使った理由は後述します。)
次の項目で、ナルシスト人格が持つ強みについて触れていきます。
これがナルシスト人格の強み
他の人格に比べ、社会的なコントロールの制約を受けづらい点で
特異な人格と言えます。
愛情の喪失を恐れることもなければ、ルールに縛られることも少なく、
組織の同調圧力に屈することも少ない。
周りの正しいという感覚には興味がなく、自分にとって
何が意味あるものか自分で決める傾向にあります。
自分の世界観やヴィジョンに共鳴してくれる人を得られた時にのみ、
安心感を得られ、孤独を感じなくてすむようになる。
どうすれば正しいことができるだろうと問うことはなく
「なぜ、それをするのか?する意義はあるのか?」
と自分い問いかけます。
そう、いわゆる
スティーブ・ジョブズ的なリーダー像そのままと言えます。
一言でいうと、
常識を壊し、イノベーションを起こせる人
基本的に、常軌を逸した努力を続けられる人間はナルシスト人格で
ある可能性が高いのも、周りの意見を無視するからです。
普通は、周りの人間が反対意見を述べてたら、正しいかどうかを考えますよね?
ナルシスト人格は、正しいかどうかに価値を見出しません。
自分で何をやるのか決めるという大前提があるからです。
冒頭で申し上げた、ナルシスト人格のやり方を、そのまま踏襲しても
上手くいかないのは、ここに理由があります。
(自分を高めることに全ての力を集中できるのは、ナルシスト人格特有)
・・・と、ここまでお読みいただいた方は、
「あっ、俺ナルシスト人格じゃん!天才肌ってことだな。」
とか
「私、エロティック人格だから、出世に向いてないのかしら?」
など色々思うところがあると思います。
ナルシスト = 大きな成功を収めやすい
のは間違いないのですが、これはそのまま
大きな失敗をしたまま人生を終える可能性が、一番高いのも
ナルシスト人格と言えるのです。
その成功・失敗を分ける考え方が
それぞれの人格タイプ + 生産的 or 非生産的か?
先ほども、生産的という言葉を使いました。
生産的なナルシストがいるということは
非生産的なナルシストも存在しているということです。
もちろん、他の人格タイプにも、この考え方はそのまま適用されます。
次回の記事では、非生産的なナルシストの例を用いて
ナルシスト人格の闇の部分を書いていきたいと思います。
ナルシストは、なぜ成功しやすいのか?前編 まとめ
と、前編記事はここまでとなります。
「いつものパターンじゃん、やり方が汚ねぇ!」( *`ω´)
とか言わないでくださいね。(笑)
本当は1記事でまとめたいのですが
文字数が絶対的に足りず、読みやすさとのバランスを考えての決断です。(๑•̀д•́๑)キリッ
後編記事
また更新していきます。
そんじゃまたね。